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ひとりごと

わたしとおべんとうと曲げわっぱ


おいしさぎっしり、おべんとう
わたしがお弁当を作り始めたのは、今から3年前の冬。
日曜出社の夫が出かけに「きょうは外に出れないから、ごはん食べられないかも……」と言うので、「じゃあ、おべんとう作って持っていこうか?」となり、その日から自分の分と夫の分を、作れるとき、作りたいときに、作るようになりました。

わたしのおべんとう作りは、“がんばりすぎない”がモットーです。
だから作りたくない日は作らないし、きょうは外でランチを食べたい日もパス。
楽しみながら、毎日、ときどき、おべんとうを作っています。

おべんとう箱におかずを詰めてふたをとじるとき、このふたを開けた人が笑顔になってくれるかな、と想像します。夜、「きょうもごちそうさま!」と、空っぽのおべんとう箱が帰ってくるのが楽しみです。
曲げわっぱと常備菜で、おいしさぎっしり、おべんとう。
そんなわたしが、毎日、ときどき、作っているおべんとうが、本になることになりました。「曲げわっぱと常備菜で、おいしさぎっしり、おべんとう。」(主婦の友社より1月31日の発売予定)、表紙にはわが家で人気のおべんとうをふたつ載せました。

本の中で、おべんとうのレシピには、詰め方も写真つきで紹介しています。何年かおべんとうを作ってきて、我ながら進歩したなぁと思うのが詰め方です。日々、作りつづけているうちに、こう詰めればおいしく見える!という法則のようなものを発見しました。この手順で詰めると、変な隙間ができることなく、おかずがギュッと立体的に詰められます。

作る人も楽しく、食べる人もおいしく食べてくれる、そんなおべんとうが理想。
ムリなくつづけるために、うちではこんなふうにお弁当を作っています。

おべんとう箱は“曲げわっぱ”

曲げわっぱ
夫用もわたし用も、おべんとう箱は、曲げわっぱ。
これに詰めると、おべんとうがすごくおいしそうに見えるし、実際、ご飯がびっくりするくらいおいしいんです。ふたをあけるとやさしく杉の香り、ごはんはしっとりと、うまみや甘みまで感じられます。そんな「曲げわっぱのおべんとう箱」が大好きです。使い込むほど味わいを増して、もう10年以上使っているものもあります。値段はちょっとお高めですが、修理などもできて長く使えるので、おすすめ。わたしのまわりで、曲げわっぱ仲間がどんどん増えているのが、とってもうれしいです。今回、撮影で使ったおべんとう箱はすべて、いつも夫用に使っている、大館工芸社さんの180×110×50mm、容量490mlのものです。

基本は朝作る1品+常備菜

うちのおべんとうは、朝作るおかず1品+常備菜、が基本。1品作れば、あとは詰めるだけなので、かかっても15分くらい完成します。朝はゆっくり寝ていたいのですからね。
常備菜

カップや仕切りは使いません!

食べ終わったあとのおべんとう箱は、完全に空っぽになってるのが好き。だから、わたしのおべんとうに、食べられないカップや仕切りは使いません。ご飯とおかずの間には青しそなどの葉っぱを敷いて、カップのかわりに油揚げ煮に煮豆や蒸し野菜を詰めたり。最後にのせる梅干しも種をとってからご飯にのせます。空っぽのおべんとう箱を見るとうれしくて、「あしたもおべんとう作ろうかなぁ」と思えます。
おべんとう

がんばりすぎずに毎日、ときどき作ります

買い物に行けなかったときや、なんとなく作りたくない気分のときは、おべんとう作りはお休みします。作りたいときに作ろう!自分も楽しんで作ろう!このゆるめのスタンスが、おべんとう作りをつづけていける秘訣なのかもしれません。大変だと思っていたおべんとう作りが、ちょっとしたことでラクに、おもしろくなることもあります。そんなヒントを「曲げわっぱと常備菜で、おいしさぎっしり、おべんとう。」で紹介できればと思います。今回、この本が、みなさんの楽しいおべんとう作りのきっかけになってくれたらうれしいです。

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2015年1月19日

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