洋服を購入する前、自分に似合うかな?サイズはあっているかな?すでにもっている洋服と合わせやすいかな?部屋着だから安いしコレでいいかな、など考えてから購入すると思います。
うつわも同じだと思っています。
作ったものを食べるためだけにのせるのであれば、スープ、パスタ、ご飯と作ったものが食べやすい形の器であればよい。(服でいえば着れればよい感覚)
でも、自分の料理に〝似合ううつわ〟を見つけると、目でもおいしい食卓になります。
わたしは、うつわを購入するとき、自分のつくるご飯に合うかどうか、いま持っているうつわと並べた時に合わせやすいかどうかを考えてから購入するようにしています。
洋服と一緒で、趣味や作る料理の雰囲気ってそんなに変わらないので、似たようなものが食器棚にはあつまっていきやすいんですけどね、笑。Instagramの毎日ごはんの写真でわかると思います。
でも、変化もありました。家族が4人になり、子どもたちが食べる量も増えてきたこともあり、大皿への盛り付けが増えたことにより、購入しわが家に連れて帰かえってくるうつわは、雰囲気は変わりませんがサイズアップしました。
友人にうつわをプレゼントする時も、SNSなどでご飯の写真あげていたら友だちのつくるご飯にこれは合うかな?と考えてプレゼントをしています。
このふたつのうつわ。
19歳のときはじめて一人暮らしをした時に買った思い出のうつわなのですが、20年経ったいまでも大好きなうつわです。ここから、うつわを少しずつ集めるようになりました。わたしの場合、うつわに似合うごはんを作るようになって、今があるのかもしれません。
毎日のつくったご飯を盛り付けるとき、このアスパラの肉巻きはこの茶色い楕円の器にのせると決めたら、副菜でつくったきゅうりとパクチーのサラダはコレにしよう、切り干し大根はコレにしようと決めるのが、夫とのデートの時やお友達とのお外ご飯の予定があるときにこれ着て行こうかな?と考えるのと似ていて楽しい時間でもあり、うつわに目でおいしいを助けてもらいます。箸置きやカトラリー、取り皿はアクセサリーや靴選びに似ているのかな。
おいしいは見た目も大切。
白・黒・緑・黄色・赤の5色を使うごはんはおいしく見えます。
でも毎日のごはん作りに色とりどりの食材を意識して使うのは難しい・・・ので、〝うつわ〟に助けてもらうのです。例えば作った料理に、黒だけが足りない時には、黒っぽいのうつわを選ぶ。
それだけでもおいしい食卓が作れます。
とはいえ、これから器を揃えていく方は、自分に似合ううつわを選んで買ったことない方、「うつわなんて何を買ったらいいかわからない・・・」そんな方は、ひとつよく使うサイズで基準となるうつわがあるといいのかなと思います。Instagramなどで好きな料理をつくる方の真似っこをして、似たうつわをひとつ購入してみたり。
だんだん自分の好みや使い勝手がわかってくると、そろえていきたいうつわの方向が決まり、自分のつくるごはんに似合わない・・・という失敗が少なくなります。
調理器具も同じような感覚で選んでいます。
便利と素敵が組み合わさることは少ないので、そういう調理器具をみつけるとうれしくなります。9°(クド)というブランドの保存容器もその一つ。
耐熱温度が−20℃から220℃までと広く、冷凍冷蔵の保存OK、電子レンジもOK(オーブンは不可)、蓋も器として使えるし、割れないし、色も質感も好み。保存容器としてみたらいいお値段するのですが、そのまま食卓に出すことができるので気に入って、少しずつ集めました。
ご飯を食べる時間は、ほっとする時間のひとつであってほしい。自分好みのうつわはそのお手伝いをしてくれるのかなと思っています。