曲げわっぱのお弁当箱をはじめて使いはじめたのはもう10年くらいまえです。
ほんとうにびっくりします。
あまりにごはんがおいしくて。
それから、プラスチックのお弁当箱は使えなくなりました。
曲げわっぱのお弁当箱を使いはじめてから、
数年後うつわ屋さんで柴田慶信商店のおひつと出会いました。
一目惚れでした。
その日から恋して憧れていた柴田慶信商店の曲げわっぱのおひつが、
わが家にやってきました!うれしいです、とっても。
炊きたてのご飯をおひつに移してしばらくの間、
おひつに入れておくだけで、天然の秋田杉の香りがごはんに移り、
ごはんの余分な水分が程よくぬけ、もう、本当に本当においしくなるのです。
ごはんに移ったその香りだけでもごはんがすすむ、
それほど、ほのかな杉の香りは食欲をそそります。
なぜ、そんなにおいしくなるのか?
それは、天然の秋田杉の柾目(まさめ)を使い、無塗装で白木のまま仕上げたおひつだから。
柾目(まさめ)とは、木の年輪がほぼ平行に並んだ木目のこと。
この部分は、反りや割れ収縮などが少なく、ほどよく水分を吸うという性質があるそうです。
その性質のおかげで、炊きたてのごはんをおひつに移すと、
ごはんがべとつかず、ふっくらとし、甘みが増します。
そして冷めても乾燥せず、味が保たれ、冷蔵庫に入れたり、
冷凍なんかしなくても、杉の殺菌作用により、常温で一昼夜おいても大丈夫!
曲げわっぱのおひつ×土鍋で極上ごはん!
さらに、ご飯をおいしくさせてくれるのが、このふたつの組み合わせ。
最高にごはんをおいしくしてくれる2点です。
土鍋でごはんを炊くと、炊飯器より早く炊きあがるし、
ごはんはふっくらして、お米が立っていて、炊きたての甘い香りがたまりません。
土鍋からおひつに移したごはんは、もうしあわせです。
とうぜん、ご飯はおかわりしてしまいました。
うれしくてテンション高いまま文章を書いてしましました(笑)
ひとつひとつ手仕事でつくられる、伝統工芸の曲げわっぱの美しいかたちと、
昔からの暮らしの知恵がたくさん詰まった機能性。
一生ものとは、まさにこんなもののことを言うのではないかと思いました。
これから、シラサカ家の食卓で大切につかいつづけていきます。